Laser Master 2 Pro S2の使い方備忘録【ORTUR / 2025年8月10日】

ORTERのレーザー彫刻機 「Laser Master 2 Pro S2」 の使い方備忘録です。

とりあえず厚紙のカットまでできたため、記録として残しておきます。

組み立て

組み立てについてはここでは省略します。

公式のYoutube動画や有志で組み立て動画を上げてくださっている方の動画がわかりやすいです。

(付属しているマニュアルの画像は配線の黒と本体の黒の見分けがつきにくく、わかりにくいです)

ソフトウェア(Laser-grbl)のダウンロード

彫刻機にデータを送るためのソフトをダウンロードします。

LaserGRBL – Free Laser Engraving

上記のサイトの「DOWNROAD」の項目にある「Last stable version: latest」のlatestをクリックしてダウンロードしましょう。

ダウンロードできたら、ファイルをクリックしてソフトをインストールします。

ソフトがインストールできると、次のようなアイコンのソフトがインストールされていることを確認できるはずです。

ソフトを起動

ソフトを起動しましょう。

起動すると次のような画面になると思います。

言語が日本語になっていない場合は上の項目にある「language」をクリックして「Japanese」を選択します。

コンセントに接続する

付属の配線を使って、コンセントと彫刻機を接続します。

電源ポートは一番左側。

問題なく接続できればAVアダプターが緑色に点灯します。

電源を入れる

Powerとあるボタンを5秒以上押します。

電源をつけると、彫刻機が勝手にホームポジションに移動します。(移動しない場合があるかもしれませんが、ひとまずそれでもOKです)

指を挟んだりしないように注意してください!

電源ポート付近の赤いランプが点灯していれば問題なく給電できていることになります。

彫刻機とPCを接続

彫刻機とPCをUSBで接続します。

接続に必要な配線は付属しているはずです。

彫刻機の「USB Port」という場所に接続し、PC側はUSBのA端子を接続します。(平べったい長方形の端子です)

接続できると、彫刻機のUSB Portのランプが青色に点灯します。

PCと彫刻機を通信接続

PCのデバイスマネージャーを起動します。

Windowsの検索窓で「デバイスマネージャー」と検索すると出てきます。

起動すると、一覧のようなものが出てくるので、「ポート(Port)」の項目をクリックします。

ポートの中に「USBシリアルデバイス」などと書かれている項目を探します。

私の場合は一番下のものが該当します。

USBシリアルデバイスの最後に(COM5)と書かれています。

こちらの番号を覚えておきます。

LaserGRBLの画面の左上に「COM」という項目があるため、先ほどの番号と同じものを選択します。

横の「Baud」はデフォルトで115200となっており、こちらはそのままで問題ありません。

(場合によっては変更する必要がありますが、その場合はメーカー説明書を参照してください)

次に「Baud」の横にある緑色のコンセントマークをクリックします。

接続が成功すると、右下の「ステータス」が「切断されています」から「アイドル」に変わります。

これでPCと彫刻機の接続は完了です。

印刷するデータのインポート

カットおよび彫刻したいデータをインポートします。

画面左上のファイル名の項目の右側にあるフォルダマークをクリックします。

エクスプローラーが起動するため、カット、彫刻したいデータを選択して開きます。

開くと、次のような画面が出てきます。

こちらの画面では、データをどのような形でソフトにインポートするか設定できます。

できることはいろいろありますが、ここではその内容は省略します。

公式HPのほうに説明があるため、参考にしてください。

Usage – LaserGRBL

今回は画用紙を画像の線で切断したいため、「センターライン」の変換ツールを使ってインポートします。

「次へ」をクリックすると、このような画面になります。

速度

「速度」の項目は切断・彫刻したい材料に合わせて設定します。

速度が遅いほど厚く硬いものを切断でき、早いほど薄いものを切断します。

切断したくない場合は速度を早く設定します。

右端のボタンを選択すると、材料に合わせたプリセットが選択できます。

プリセット:事前にソフトやメーカーが調整してくれている設定のパッケージ。

ただし、今回のように画用紙をカットしたい場合など、材料がない場合は速度を調節しながら試行錯誤を行い最適な設定を見つける必要があります。

画用紙をカットしたい場合は「1500 mm/min」の設定がおすすめです。

切れすぎたり、切れなかった場合は数字を100程度変更しながら適切な設定を探してください。

レーザーオプション

レーザーの設定を行います。

S最小・最大はレーザーの出力設定を示します。

レーザーモードはレーザー出力の設定を行います。基本はM4でOKです。

画像サイズと位置

自動サイズについてはひとまず特に変更しなくて問題ありません。

画像サイズは元画像と同じものを入力します。

※元画像のデータが90mm × 90mmの場合、W:90、H:90と入力します。元データと数字がずれた場合、カットされる大きさの縮尺が変わってしまいます。

(逆に縮尺を1/2にしたい場合はW:45、H:45を入力)

オフセットについてもひとまず無視で問題ありません。

「作成」のボタンをクリックすると、ソフトに印刷データがインポートされます。

印刷の実行

ここまでくると、あとは印刷するだけです。

カットしたい画用紙等を彫刻機にセットします。

注意!:必ず作業台の上に彫刻機をセットして印刷を実行しましょう。どれだけ調整しても、レーザーは紙などを貫通して台に焦げ目等をつけます。

注意!:印刷前に必ずゴーグルを装着するようにしましょう。

進捗状況の一番右側のアイコンを押すと、印刷が始まります。

印刷完了

印刷がうまくいくとこのような形にカットできます。

裏面の焦げは作業台から反射した光によって裏面が焼けるためです。

気になる方はハニカムボード等を購入しましょう。

緊急停止について

緊急の場合は「Emergency Stop」の赤いボタンを押すことで緊急停止できます。

緊急停止した場合、ステータスが「注意!」となってPCからの作業を受け付けなくなります。

初期状態に戻したい場合は、「Emergency Stop」のボタンを回転させてもとに戻し、ソフトの家マークをクリックすると初期位置に戻ります。

危険が生じる可能性が感じた際はためらわず押すようにしましょう。

まとめ

ORTERのレーザー彫刻機 「Laser Master 2 Pro S2」 の使い方を簡単にまとめました。

まだ試行錯誤段階のため、今後使い方がわかり次第更新していきたいと思います。

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