ルックバックを見ての感想【ネタばれ含む】

先日、1時間のアニメ映画「ルックバック」を見たので、簡単に感想を書いておきます。

ルックバックの概要

ルックバックは藤本タツキさんの漫画原作の話です。

藤本タツキさんは漫画「チェンソーマン」の作者ですね。ほかにもファイアパンチなどの漫画作品を世に出しています。

主人公の京子と、人付き合いが苦手な藤野が漫画を通して仲良くなり、成長?していく話です。

感想

感想ですが、私は正直苦しいなと感じてしまいました。

どういうことかというと、私はクリエイターには2種類いると思っていて、

1.自分の中に創造主がいて、動機が内側にあり、表現として外に出しているタイプ

2.人に褒められた経験など、動機が外側にあり、創作しているもの以外に目的があるタイプ

自分のあこがれも相まって、1のタイプの人を私は尊敬しています。自分もそうなりたいと考えています。

ゆえに、ルックバックで描かれた主人公の京子は完全に2のタイプの人だなと感じました。

小学校のときの漫画も周りからほめてもらいたいという承認欲求が動機のように描かれています。

また、エンドロールで描かれる姿も、京子の背中を見て動いているように感じます。

それってしんどいのでは?と思いました。

最後の背中はすごくたくましいし、かっこいいし、一歩大人になった京子の姿のように感じます。

ただ、楽しんではいなそうだな・・・と思ってしまいました。

一方で、まったく京子に内的な動機がなかったわけでもないとも感じます。

小学生のときに書いていた漫画も、面白おかしいものを書きたいという思いが漫画に表現されていましたし、そもそも外的な要因だけで小学生から大人になるまでずっと漫画に取り組み続けることは不可能に感じます。

(もし外的な要因だけで動いているとすれば、それはある意味とんでもない才能ですが)

また、現実的な話、創作活動をしている方のほとんどは2のタイプで、1の内的な動機とのミックスなのかもしれません。

私自身が完全に2のタイプなので、人のこと言えないっていうのもあります。

最後に

まとめとして、ルックバックは私にとってもやもやと考えさせられるきっかけとなったアニメ映画になりました。

そのほか、音楽や描写、表現方法はすごく良い映画だと感じました。ストレスなく見ることができます。

また、1時間という短い映画なのもよいです。気軽に見ることができました。

万人にうける映画ではないですが、創作活動に対して思いがある方、また、藤本タツキさんの作品を知っている方は見る価値があるのではと感じます。

簡単ではありますが、感想は以上です。

ご愛読ありがとうございました。

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